Q.生まれ変わるなら何になりたい?
pistol star

☆☆☆

明日生まれ変わったってどうせおんなじわたし

飛び立った理由なぞ、そうたいしたものではない。おちてしまったのだって今日は飛べなかった、ただ、それだけのことだ。伸ばした手はいつも空を切ってしまって、やっぱり、なんにも掴めやしない。ああ、今日も飛べなかったと落胆するわたしに迫るのは、耐え難い永遠に似た一瞬。
それから、



ENDLESS ?



タイムリープ・ループ・ループ
受容、あるいは諦観
日々を繰り返すだけのオートマタ
ゼンマイ仕掛けの運命論
展望の消失
傀儡と成り果てましょう


( 盲目の虚飾 )
真実でなくてはならない
虚言を述べてはならない
盲目に信じてはならない
理由がなくてはならない
何人も許してはならない
( 幻影の妄執 )

To be continue ...
投函しない手紙
あなたのためにと綴った愛の言葉だって簡単に棄てられてしまうように、結局はあなたのうそぶく言葉のすべてが信じられないのです。

向かい合わせになれないふたり
生産性のない関係の行き着く先を、知らないでいる君ではないだろうに。


辛い記憶なんてなくなればいいって言うひともいるかもしれないね。なくしてしまったら、今日だって笑って過ごせるかもしれない。夜に、ひとりで泣かなくとも明日を心待ちにして眠れるのかもしれないね。
「それでも、全部忘れてしまったら、自分の中にある大切な気持ちまで消してしまうよ」
自分の中の誰かを消してでも、まるごとなくしてしまいたい記憶をもつひともいるんだって、君は、微塵も思いつきはしないのだけど。



大嫌い。そう、小さな声で吐き捨てた彼女が濡れた眼に私を映す。檻に囚われていた姿は美しい夜鳴鶯 (ナイチンゲール)のようだった。誰にも縋れなかった、誰にも救われることのなかった彼女は、もう何処にもいけない。自由の利かないよう繋がれていた四肢を解いて、鳥籠のような狭い檻からも出してやった。だが一箇所に閉じ込めるという点では過去の人間どもと変わりはないのだろう。きっと彼女は、自分を縛るすべてのものを嫌悪している。それでもどんな感情であれ、何者にも屈することのないその眼に映り込めるのならば、それは何にも代え難い。「死は解放だと思うか?」唐突な問いに、彼女は淀みなく応えた。「これまで生きてきた私自身を否定なんかしない。それでも生きていたかったから、誰の手の内でだって死んでたまるか」ああ、そうだ、この夜鳴鳥に鳥籠なんか似合わないと思ったからだ。檻の中に囚われていた彼女の眼が死んでいたのなら、きっと、こんな矛盾を抱えることはなかった。


鳥籠で吼える
愚かさに囚われる
殺意の矛盾
たがえたいと
愛は暴力たりえるか
堕落園

来世よ、期待はしていない
A.もう生まれ変わりたくない

side ???
死は解放だと思うか。問いかけられた時、もしかしたらごっこ遊びのようなこの関係に終わりがくるのかと思った。死は解放だと思わないが、死ぬことで現状から逃れてしまえるのならそれでもいいと一瞬でも思ってしまったからだ。これまでの過去の傷は引き攣った痕を残し、未だ悪夢となってまでわたしを苦しませていた。優しく、壊れ物でも扱うような触れ方をされたことなんて今までなかった。感情なんて無くしてしまえたら良かったのに。そうしたら、こんなにも矛盾した苦しみを感じることはなかったと思う。過去に味わった死を望むほどの苦しみはなく、寧ろ、汚れきったわたしに触れてくる掌がやさしくて、恐ろしくて堪らなくなる。ああ、まただ、夜明けがひどく恨めしい。

夜が明ければ離れていく温もりに、何故だか胸を締め付けられる。温もりは名残惜しげに、額へ口付けを落とす。それが何を意味するのか、わたしは知りたくなかった。


20160811 加筆